ジャガリというのは、スリランカで採れる孔雀椰子の樹液を煮詰めて作る
黒糖のような味の椰子のお砂糖です。
お味はというと
メープルシロップより少し甘く、蜂蜜より少し濃くて
濃厚な黒砂糖のような風味で、キャラメルのような?
こちらの、採取から、作成を体験できるプランがあります。
まずは、おじさんが手慣れた様子で、孔雀椰子の木に登り採取してきます。
この大きな木がが孔雀椰子の木ですが、ヒョイヒョイと簡単に登ってしまいます。
職人さんですね^^
孔雀椰子の木は、普通の椰子の木に比べたら数が少なく、貴重な存在と言えます。
職人のおじさんの採ってきた原液
半透明ですね!
こちらを近くの工房に持ち帰り
採取した原液を火にかけて煮込みます。
私も少しお手伝いしてみました^^
邪魔にならないように専門職のおじさんに交代
煮込み続けると、キャラメリゼが進み茶色に変化するそうです。
液状のキトゥルパ二の場合は、このあたりで降ろして冷まします。
固形のキトゥル・ジャガリを作りたい場合は、更に煮込みます。
この後は、常温で混ぜながら均一に冷ましていきます。
ある程度固まりましたら、ココナッツの殻の型に入れていきます。
これを固まるまで置いて、殻を外して完成です!
あ~あの半球な形は、ココナッツの殻を使っていたからなんですね!
まさに伝統的な手法ですね!
これは見なければ、わからなかったわ~^^
砂糖や添加物などを入れない混じりっけなしの、100%ピュアジャガリです。
さて混じりっけなしの美味しいピュアなジャガリの見分け方ですが
わかりますでしょうかね~?
こちらは、あるお店ですが、良心的にきちんと
砂糖を混ぜたのと、ピュアなのと分けて売っていました。
混ぜた方が、数が多くできるので、料金的に高い方を選んだら、ピュアなジャガリなのですが
色などで違いがわかりますか?
はい、ではこの見分け方を、お教えしましょう!
左側が、ピュアなもの、右側が、砂糖が混ざっているもの
この違いは、何かと言いますと
色の薄い方が、ピュアで、色が濃いものが、混ざっているもの
ピュアの方が、柔らかめで、溶けやすいのも特徴です。
上のピュアなジャガリは、少し溶けているのがわかりますかね?
ですのでピュアジャガリを選んでお土産等に持って帰る場合は
ジップロックなどを持参いただいて、これに入れて帰ることをおススメします!
そして、必ず持って帰った後には、冷蔵庫内で保存してください。
本当にピュアなジャガリでしたら、常温で溶けてしまいます。
溶けないとしたら、それは砂糖など混ざっている可能性大ですね・・・
スリランカでは、伝統的に糖尿病の人にも使える良質な砂糖として、料理などにも使われて来ました。
近年では、GI値の低い天然の砂糖として、世界的にも注目され始めています。
これを砂糖入りで作ったジャガリを買って帰ってしまうと意味が半減してしまいます!
ピュアなジャガリの見分け方、今回勉強できたので大丈夫ですね^^
ぜひ良く見分けて、良質なジャガリをお土産に買って帰ってください。
そして、このジャガリは、砂糖を入れない紅茶と一緒に楽しんだり
伝統のスリランカの青汁コラキャンダと一緒に食べたり
料理以外には、このように使います。
そして伝統のデザート「ワタラッパン」を作る際にも使います。
こちらが、ワタラッパン!
ココナッツミルクや卵などと一緒に作るスリランカのプリンです。
これを作りたい場合には、必ずスリランカで良質なジャガリを買って行かないといけませんよ。
そして、こちらはおまけ↓キリパ二
こちらもスリランカの代表的デザートで
水牛のヨーグルトに、このパ二をかけて食べます。
先ほど煮詰めて固める前の段階の液状のものが、こちらのパ二
蜂蜜のような感じですが、蜂に採らせていないので
最近ヴィーガンの蜜としても注目されています!
このように、作り方の過程を知っていると
お洒落なカフェやホテルでのデザートとして食べても
より一層、美味しく感じることが出来るのではないでしょうか?
ぜひ、摂取と作成体験、してみませんか~?
場所は、南部になります。
もし体験ご希望の方がいらっしゃいましたら、ご連絡くださいませ♪
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